2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

見学

そのデイケア先は体育館のような建物で、中に入ると意外に明るくピータイルを一面にはってあり、片隅で数人のお年寄りが横になっている。一方では(そのころ秋だった)畳一畳くらいの大きさの紙に数人の方が紅葉のきれいな貼り絵をしてられた。「自由にして…

デイケアをどこでするか?

次はデイケアである。 友達のお母様がデイケアを利用したとき、介護士さんに「なんでちゅか」と赤ちゃん言葉で話しかけられ、「体は悪くなっても、能力まで衰えてない」と思いそのデイケアさきに行くのをやめられたそうである。 社会福祉協議会のケアマネさ…

息子

ケアマネージャーさんは、我が家の近くの特別養護老人ホーム、グループホームなどのリストをくださった。でも、なかには入居金1500万円、月30万から40万くらいというデラックスばんから、月5万円くらいのところまで、いろいろあった。 安いところは…

社会福祉協議会

母がわたしの住む町に来ても、友達一人いない。 わたしは、フルタイム勤務で家にはほとんどいない。 夫もわたしより自由だが、いつも家にいるわけではない。 私の住む町の社会福祉協議会の人に何か方法はないか聞きに言った。 母が一人ですんでいるとき母の…

準備

我が家はせまい。団地の3DKである。その上子供たちが育っていく途中に増えた荷物が多い。 母をむかえるには、母1人というわけにはいかなかった。母の身の回りのものももってこなければならなかった。 それにhが、我が家の整理が必要だった。 夫も子供た…

母との話

母にてんぷら鍋のことを聞いてみた。 「火のもとは、厳重に気をつけている。火を消し忘れるなんてことはない。わたしの言うことが信じられないなら、たった1人の子供に信じてもらえないなら自殺する」とまで言った。 「自殺する」は、以前「泥棒がきた」と…

夫の一言

夫に相談した。夫に何も言わず成り行き上「ひきとる」といってしまったから。 夫は「お母さんは、僕に気を使っているのだろう。狭い家だが、とにかく来てもらうことにしよう。ほおておくわけにはいくまい。お母さんには、僕が迎えにいくといえば、くることに…

火事に、、、

私の幼馴染K子ちゃんから、電話があった。 「窓から、黒い煙が、でてるねん。玄関に鍵かかっているし、垣根乗り越えて、裏口からはいったんや。てんぷら鍋がかかってて、火消すのわすれてはるねん。あたしが、気つかんかったら、火事やで。そら、小さいとき…

要支援

民生委員さんの紹介で、母の住む町の社会福祉協議会議長さんが訪ねてきてくれた。 「この町でも1人暮らしの老人が増え、何とかその人たちを支援したいと考えている。最近近くで話を聞いて医rだろうが、孤独死もあったので、それは避けたいし、引き取ると、…

かかりつけ医の話

民生委員さんの話にしたがって、母のかかりつけ医をたずねた。 「最近、1日3回のメバロチンが、1日4〜5回飲んでるようです。(そういえば、看護師さんが、薬を間違えて、薬が足りないと言ってた)。薬は1日3回飲める、小袋にいれます。正確な検査をし…

民生委員さんの話

民生委員さんに会いに行った。 母の家につくまえ1時間ほど、話した。 母に会ってからだと、母は私から離れたがらないし、私がほかの人と話す内容がとても気になるらしい。(多分、1人で暮らすのは、不安、しかし、私とは、私の夫に気兼ねで同居してほしい…

痴呆のはじまり

母はわたしが若いころから、よく自分が畑で作った作物、(母の住む町は漁業のさかんなところだったので)手にいる魚を料理して宅急便でおくってくれてた。子育て中のわたしは、ほんとうにたすかったものである。 子供も1人前になったころ、夫と2人暮らしな…

電話

父の死後、だいたい週一回くらい電話していた。最初は「元気ですか?」っていって、母の近況を聞き、こちらの家族の近況を話す、ありふれた会話だった。 だんだん、母の耳が遠くなり電話してもでなくなった。 わたしも心配なものだから、意地になって休みの…