2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

入院

手術前の検査は外来で終わった。 ほかに転移はないかの検査(胃透視、大腸ファイバーをやり、すでに胸のCTは終わっていた)で転移はなさそうとのドクターの話である。 いよいよ、入院。パジャマ洗面具などをさげて2人で病院へ行く。夫は言う。「まるで家…

告知

虫が知らせたのであろうか、「一人で行く。」と言う夫についていった。 ドクターは「ポリープの5箇所のうち4箇所から正常じゃない細胞がでました。」と言われた。「手術しましょう。」詳しいことは外科でお話します。」ということで、その日に外科に紹介さ…

大きいポリープ

胃カメラの結果、胃は異常なし、しかし食道に大きいポリープがあるとのこと。 ポリープと聞いて、夫も私も安心した。10中8,9大丈夫だろうと・・内視鏡切除くらいですむだろうと・・ だが、ポリープが大きいと言うことを夫も私も聞き逃していた。後で知…

リスクが30倍

2月の中ごろ仕事から帰ると夫が電話をしている。 「わたしが子供のころ、家では日本酒が腐っていた。」といっている。 夫は、その後わたしに言う。「ちょっと電話を変わってくれ。」 電話をかわると、相手はいつも医療相談をしている医師である。 「1日3…

パジャマの丈

入院の準備をした。洗面用具、下着、急須、湯のみ、ティッシュペーパーなどなど、 パジャマは合いものが2枚あった。2枚買い足した。 夫の体型はドラエもんなので、Lを勝った。Lでないとウエストが合わない。 当然、袖丈と裾は短くした。裾上げをしたパン…

銀行の残高

ホームから今月の領収書がきた。先月医療費の確定申告をしたとき、今年1月分の領収書がなく、なくしたものかと考えていたが、送られてきてなかったようだ。2ヶ月分はいっていた。 現在、母の国民年金はホームで管理してもらっている。そこから、介護保険が…

列車の遅れ

母に会いに行った日は奈良のお水取りの日だった。毎年この日は寒い。今年も同じで、一度片付けていたコートを出した。駅に行くとあまりの寒さで線路のポイントが凍りその上信号機の故障で列車が遅れていた。約30分だったが、乗り換え駅では、次の列車まで…

墓参り

母は「今日はどうするの?」と聞く。「これから、お墓に行く。」と答えると「わたしも行く。」と言い出した。車があるわけではない。わたしは「おばあちゃんのも一緒のお参りしておくから、車椅子では、いけないのでね・・・」と言う。残酷だけどどうしよう…

伯母とわたし

昨日は母に会いに行った。母は元気だった。 もっていったレアチーズケーキを「美味しい。美味しい。」と食べてくれた。 その後「姉さんは?」と聞く。「元気よ。」と答えたが、もちろん母には聞こえてない。 「姉さんは食べてすんだ?」とまた聞く。 そこで…

体は一つ

「夫が元気になる前に母が体調を崩したら困る。」と言うのが今のわたしの本音である。 わたしの体は1つしかない。夫の側にいなければならないときにもし、ホームから電話がかかってきたら・・・取り越し苦労であってほしいが。 以前母と同居してたとき、ち…

まさか

人生には上り坂と下り坂があると言う。そして、もう一つ坂があると言う。「まさか」と言う坂が・・・ ちょきこが体調を崩したのも・・・母がアルツハイマーになったのも・・・わたしには「まさか」だった。 そして今度また「まさか」となった。夫が体調を崩…

夫が「半落ち」の映画の話をしていた。わたしは見てないが、「アルツハイマーで人格が崩れれても命はある。」と言うものらしい。 初期のころは、大変である。「命はしっかりしているが自分に人格が崩れている。」という自覚がない。そのころはできるだけ公の…

お寺からの手紙

実家のお寺から手紙がきていた。 「一年一回の護寺費1万円を払うように・・・」と。どこのお寺もやっていることなのか、それが世の中の常識かどかは知らない。ただ、母は毎年応じていた。だから、わたしも、そのまま応じている。 手紙にはさらに、戒名料がの…

担当者

月一回ホームから手紙がくる。 今回は母が元気になったこと。笑顔も見られるようになったこと。昼間起きていられるようになったことが書かれていた。ヘルパーさん、看護師さん、ほかホームの方々のおかげである。 それと一緒に担当者の変更の知らせがあった…

慢性中耳炎

母は最近耳だれ(耳から膿みがでること)がでていた。看護師さんが「近いうちに耳鼻科で診察を受けますから」と言ってくれていた。2週間前のことである。 今回ホームの看護師さんの説明では「慢性の中耳炎です。」とのことだった。 「急な治療は必要ありませ…