2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年賀状

年賀状の設定をした。 母の今の状態は、母の友人にも母方の従兄たちにも言ってない。今、母が住んでいるところは従兄たちが住んでいるところに近い。今の母の姿は人には見せたくない。 年賀状のわたしのものに、母の名を書き足した。 母の友人、母方の従兄た…

帰り道

ホームは駅から、約7km離れている。息子が、同じ町にいたときはアッシーくんをしてくれたが、今は行きハタクシーを使う。帰りは、歩く。 母に会うと何か疲れのようなものが残り、歩くと帰って元気がでる。 息子が転勤して、はじめて歩いた日は寒冷前線が…

ヘルパーさん

母が認知症(痴呆症)になって、同居しているとき、一番こまったのはトイレの世話であった。今思い出しても冷静になれない。 今、母のことをゆっくり眺めて、母の状態がいいとか、悪いとか、母が喜んでいるとか、怒っているとかいえるのはヘルパーさんが尿と…

母のいらだち

母に会って、いつものように、ジュースをだす。 ストローをつけて母の口に持っていく。いつもは車椅子に座っているが、その日は寝たままだったので、ジュ−スがこぼれそうになる。タオルを首の下にあわててあてる。 そのとき、母が入院したときついてきてくれ…

母の容態

ホームのかかりつけのドクターの回診が終わったところだった。 ドクターは 「肺炎症状を起こしていません。ここではは検査ができませんから、原因が何かと聞かれてもお答えできませんが、内服薬で十分対応できるものと考えてます。容態が急変すれば入院とい…

母の発熱

次のホームから連絡はなかった。状態は悪くないのだろう。でも、気になる。 その翌日、ホ−ムに電話した。 「夜中になると38、5℃くらいの熱がでるんですよ。朝は37℃くらいに下がってます。一度様子を見に来てください。看護師のほうから、説明させていた…

母の発熱

ホームから、電話があった。「昨夜から39℃発熱しています。朝には37℃まで、座薬もつかって熱が下がってます。しばらく、様子をみますので・・・お知らせしておきます。」とのこと。 座薬を使って、朝37℃なら、午後は多分また、発熱するだろう。ホーム…

アリセプトの効果

その医師はつづける。 「アリセプトは軽中等度のアルツハイマーに効くといわれている。だけど、最近重度のアルツハイマーにも効果があるという論文を見たよ。ただ、記憶の切れ端が残るって書いてあった。そうなったところで、介護する人に役立つわけではない…

不必要な薬

いつか友人の精神科医が言っていた。 「老人性の認知症は、やはり精神科にかかる。一生がんばって生きて、最後が精神科って日本ではやはり抵抗あるよな。 使う薬は、入院すると夜間譫妄で保険で認められているのは、グラマニール。 カルテに幻覚、幻聴がある…

再びドラッグフリー

ホームに行くと、看護師さんががきて 「今、静止以下のお薬を止めています。」といわれる。 「いつもいろいろお世話になりまして、、、」と返事はしておいた。 車椅子になって、自分の車椅子を輪をまわしながら、動かす方法が分からない母に今徘徊の危険はな…

喫茶

もう一度、2回に上がろうとすると、「きょうは喫茶がはじまります。」との放送があった。「行ってみる?」と聞いたが返事はない。聞こえてないようだ。 2階かつえを突いたら歩ける方、じぶんで車椅子で移動できる方たちが、それぞれ自分でエレベーターを動か…

ホームでの母

母と会って、母の言葉を聴いていると発音がはっきりしない。 「小さい脳梗塞をおこしたかな?」と思った。 母は入院以後ますます耳が遠く、私の言葉も聞き取れないようだ。「お祖母ちゃんのお父さんの名は?」と聞いても「ま〜!遠いところを、ま〜!」とい…

フラッシュバック

朝は霧だった。「元気だすかな?」と夫。「そうする。」とわたし。 JRに乗り換えると、暖かくいい天気になった。今日は、調子がいいといいのにと思いつつ電車を乗り換えていく。 会うと相変わらず「長いこと会ってないね〜。」とここまでは普通だった。 「…

〜してあげる

舅の遠距離介護をしているその友達は言う。 「ベッドで起きているときに着る上着が、おじいちゃんはほしいというんよ。それで、もっていってあげたんよ。でも、自分が持ってきてほしかったのと違うてたんよ。主人の妹のところまで取りに行ってあげて、もって…

正月帰省

「お正月、おばあちゃんどうするの?帰ってきはるの?」 友達に聞かれた。「去年は家のおじいちゃん、お正月帰ってきたけど、たいへんやったで〜。だから、今年はパス。」彼女はいう。 お年寄りで一番大変なのは下の世話。母の場合、もう車椅子だから、完全…

クリスマス会

ホームから、クリスマス会の連絡があった。「家族のみなさんもご一緒に楽しみましょう。」と葉書きが来た。12月23日だという。 わたしが仕事にいっているところは年中無休である。職場の全員が一緒に休むことはない。12月23日、わたしは出勤日である…

青春18切符

もうすぐ青春18切符が発売になる。 わずか月2回といってもわたしにとっては痛い出費である。だから青春18切符は ありがたい。今度は12月10日から使える。12月に2回、1月に2回使う予定である。 列車の中で車掌さんが切符の改札にくると全員が青…

母との会話

昨年わたしが入院したとき、手術後の8人部屋はまわりはお年寄りばかりで、それぞれみなさいろいろ悩んでいた。 ある人は、尿路感染症で微熱がとれず、もう意識もない。時々娘さんが1時間ほどのところから、来られる。側に座って本を読んでいる。 「お母さ…

ますます耳がとおい

このごろ母はますます耳が遠くなった。あっても一方的に母が話すだけになった。 「あいにきてくれて嬉しい。」という日もあれば、 「もう二度とminminには会えないと思っていた。とおいところをま〜。」と言う日もあれば、 「とおいところを、もう来なくてい…

タクシーで

息子が転勤してから、ホームへ行くのに駅からタクシーに乗る。 わたしが「○○荘へ」というと、その運転手さんは「うちは××荘じゃ。(同じ町の違う系統の老人ホーム)」と言う。 「うちのはな、脳梗塞じゃ。動かんからだを持ち上げるのは重い。入浴させるのが…

立位訓練

ホームから、1ヶ月に一回手紙が来る。差出人は担当ノヘルパーさん。 母の最近の状況を教えてくれる。世話をしてくださる方から見た母の状況である。 「立位訓練をしている。目的は寝たきりにならないためだそうである。」 私は、母が一歩でも歩けるように立…