わたしの行っているドラッグストアーあと１０日で閉店、お客様は買いだめをしようとするし、ポイントカードの後始末も細かい手続きがあるし、商品は仕入れを抑えているし、てんやわんやの毎日である。 次の勤務地で２店勤務はできないかと言った来た。それぞ…

放射線治療が終わって、初めての検診日だった。 手術後の傷から、まだ、少し出血している。放射線を当てていた皮膚の色も小豆色のままである。 外科の先生は「放射線をあてた範囲が広かったからな〜！年齢もい若い方でないし、若い人のようにすぐに治ると言…

花粉症の時期には、花粉症の薬とともに甜茶がよく売れた。 夫は友人に「喘息に甜茶がいい。」と聞いてきた。時期はずれだったがまだ甜茶があった。 買ってきた飲んでみた。中途半端に甘い。食事のときは飲めたものではないが、外から帰ったときならのめる。…

外科の先生は「一通りの治療は終わりました。化学療法は、もしものときのためにおいておきましょう。」と言われた。「もしもがこないように・・」と祈るが再発しやすいといところだから、こればかりは、運であろう。 「放射線が終わったら、お見舞いをくれた…

５月終わりころ、夫はわたしに「今年は梅酒はつくらないのか？」と聞いた。 「梅酒つくっても、飲む人いないからね。」と答えた。我が家では、夫以外にアルコールを口にする人はいない。 昨日夫はわたしに、「梅シロップはつくらないのか？」と聞く。毎年、…

買い物に行って、スーパーの前で友人のＫさんに会った。彼女のご主人は以前食道癌になったと聞いていた。夫のことを話す。 「たいへんだったですね〜。もう、退院した？うちは、手術、放射線、化学療法すませて今は社会復帰してますよ。年金もらえる年でない…

今日は仕事も休み。ホトトギスの声で目が覚めた。日が高い。昨日は、夏至だった。 今までの疲れがでたようだ。 夫も「体がしんどい。」と言っている。「なんとしてでも、放射線が終わるまでは」と言う緊張感がなくなったから。 癌の残りの細胞を消すためとは…

やっと、終わった。夫の放射線の治療が・・・ 白血球３，１００、脊髄をさけて放射線をあてたので少し戻ったようだ。 しかし、首の下は赤く少しただれたようになっている。食事は、まだ吐き気がするといっている。でも、終わったのだ。副作用がこれから、で…

わたしが風邪をひいてしまった。半年ぶりか一日ダウン！夫に移したら大変！数日前夫は「水鼻がでる。」と言っていた。「僕の風邪が逆に移ったんだ。」夫は笑う。後２日、夫が風邪にならないでほしい。 わたしがはたらいているドラッグストアーまもなく閉店に…

夫の体重は１２ｋｇ減った。「一昨年はいていて、もうはけなくなっていた替えズボンがちょうどいい。」と言う。ダイエットだと喜んでいられない。 喉に突起のようなものができている。食べ物のがひっかかるらしい。放射線の技師さんは「強い放射線をあててい…

母を訪ねる日だ。行くとベッドに横になっていた。 「わざわざ来てくれたの？ありがとう。」とここまでは普通である。 「食べる？」ワタシハヨーグルトを出す。起き上がる気持ちがないようでねたまま、 ヘルパーさんにたのんで起こしてもらうのも、忙しいヘル…

白血球の数が減りすぎたので、食道代わりにした胃と口腔の接着部分の浅いところに別の種類の放射線を２日間あてることになった。「電子線だ。」と説明があった。 今までの深部にとどいていたのがガンマー線で、この２日間はベータ線であろう。 「それでも吐…

「放射線をあてる位置を決めるとき、副腎皮質ホルモンが邪魔になる。」と放射線科の先生は言われる。「市販の冷却シートで冷やしてください。」とのことで、熱サマシートを買ってきた。早速使ってみる。「気持ちいい。」と夫。しかし、夜中にはげおちたよう…

首の下のほうが赤くなっている。放射線科の医師によると、放射線で皮膚が痛んでいるのだそうだ。夫は夜中に痒いといっている。ストロングの副腎皮質ホルモンの外用薬を塗るように指示された。 白血球も２９００まで減っている。 放射線の当てる場所を首の下…

昨日入梅したと言う。今日は梅雨晴間なのかいい天気だった。 わたしが洗濯ものを取り入れると、夫は早速万年青の消毒をしていた。 「家にいると、何かやらなきゃならないことがる。」と言いながら・・ 放射線をあてないと少しは食欲も戻っているようだ。朝は…

土曜日と日曜日は放射線を当てない日だ。 夜、仕事から帰ると夫は起きていて丹精をこめて育てている万年青に「払うと落ちる粉のような虫がいっぱいついている。何だろう？」と悩んでいた。 子どものころ、ハイビスカスを育てていた母が同じようなことをいっ…

放射線を当てる範囲が夫は広いのだそうだ。 この数日、極端に食欲が落ちた。「この間まで、おでんや肉じゃがが食べられたのに。」と私が言うと「病人じゃ。」といいだして会話もなりたたない。 喉を通るものといってオレンジシャーベットばかりたべて「『き…

若いころから夫は新しい食べ物がきらいだった。たとえばヴィダーインゼリーのようなものはいくらすすめても食べない。 昨日がダカラを病院にもっていったが，今日はもう忘れている。 「困ったものだ。」とわたしがぶつぶついうと怒り出す。 体重が１３ｋｇ減…

夫自身もお茶も飲まないというのはいけないと反省してくれたようだ。冷蔵庫のダカラを飲み始めてくれた。 義妹も電話で言ってくれた。「お兄ちゃん、こまめに水分とろうと思わないかんよ。」 放射線科の先生もナウゼリンの座薬を処方してくださった。「飲み…

夫は外科の診察日だった。 「脱水症状をおこしてますよ。」と一時間弱で終わる点滴をしてくれた。赤血球は４２２万に増えているのに、白血球は３１００まで減っている。前回、赤血球は３８５万で白血球は３４００だったから、血が濃くなっているのだ。 「吐…

昨日、母の口のなかに白い硬い粒のようなものができていた。痛がらないそうである。 食欲もしっかりあるそうだ。 看護師さんは「歯科で診察を受けましょうか？」と聞く。「家族の方がきめてください。」と言われる。「どういうものか分からないのです。もし…

今日は母に会いに行った。ベッドで眠っていた。母らしい顔をしていた。「元気らしい。」と思っていると、看護師さんが来て「最近、熱を出していたのですよ。もう、下がりましたけど・・・、連絡しても家族の方が心配するだけですから。」と言われた。 今の状…

夫の妹がお見舞いに来てくれた。彼女は彼女のご主人のお母さんの介護でなかなか家をでられない。「気になりつつ」といってくれた。 夫の放射線治療が終わって、支払いをしていると、すっと妹が近づいて着ていたそうである。私は仕事で、調子の悪かった夫をち…

後１１回、放射線治療が終わるまで指折り数えて待つ。ところが、今日の放射線科の先生の話では、「体力が落ちてます。再入院してはいかがですか？」といわれたそうである。 夫は家のほうがいいらしい。「病院より，寝られますから。」と断ってきたそうである…

天気が悪い。うっとおしかった空が朝方から、雨になった。 「雨がふりだしたから、すぐ気分がよくなるわけではない。」夫は言う。 「吐き気がする。ナウゼリンを飲んでも１〜２時間くらいしか効果がない。」 昨夜は入浴する元気もなかったようだ。そのまま寝…

今日は仕事が休み。８時４５分まで寝てしまった。 ゆっくり朝食をとった。いつもは忙しいので朝７時半ころ、夫はお粥と味噌汁、卵まきとか煮豆とか、鮭１切れとか、それに野菜が少々。 以前から、休日はパン食、セルフサービスのサンドイッチである。レタス…